私は昨日娘の幼稚園に行き、4人の子どもたちがいっしょになって塔を建てるのを、感心して見ていました。
塔は何度となく倒れます。
そこに女の子が一人来て、「土台を大きくしないと、ちゃんと立たないよ」と言いました。
4人は腰を下ろしてもう一度塔を建てはじめます。
そして今度は、大きく固い土台を作ってから積み木を積み、高くそびえる塔を建てることができました。
それを見た幼稚園の全員が集まって拍手し、先生もほめていました。
塔の完成に不可欠な助言をしたあの女の子の方に目をやると、
彼女はうれしそうにそして誇らしげに、目を輝かせていました。
まるで、自分がその塔を建てたかのように。
その瞬間、私もうれしさと誇らしさを感じました。
私は日常の雑事や子どもたち、仕事の合間を縫って、丁寧な記事をウィキペディアに書くことにしています。
あの女の子と同じように、私も「舞台裏」の人間です。
お金を出してくれる人も、感謝してくれる人もいません。
ですが私は、自分が伝えた知識が世に出ることを知っています。
その知識は、数え切れない数の人を前進させ、
数え切れない数の地平線を開き、
数え切れない数の塔を建てるのです。